ニコニコこどもクリニック|名古屋市中村区上石川町の小児科

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ことば・学習障害・吃音(きつおん)

スマホ・ゲームの適切な使い方

親子で話し合える関係を大切に

スマホの使い方
  • リアルの生活を豊かにしましょう。
  • スマホ・ゲームを使い始める年齢を遅くしましょう。
  • スマホ・ゲームを使う時間を少なくしましょう。
  • 保護者がゲームについて良く知りましょう。親が自分の趣味に興味を持ては、子どもは喜びます。
  • ゲームを肯定的に見ましょう。仲間の大切さを認め、友達と楽しむことと、身体を大切にすること・睡眠不足が心配であることとの折り合いを上手につけるように、親子で話し合いましょう。
  • ゲーム内の課金など、お金の使い方を話し合える親子関係を保ちましょう。

(参考) 関正樹、高岡健 「発達障害をめぐる世界の話をしよう」批評社

ことばの発達

(a)ことばは日々の生活の中で育っていきます。

ことばの発達

「ことばが遅い」と感じた時に、家庭でできることはたくさんあります。ことばの発達に大切なことをいくつか挙げますので、それらができるかどうか試してみてください。

  1. 視線・・・・・赤ちゃんとお母さまの目がきちんと合いますか。一つのものを一緒に眺めることができますか。
  2. 指さし・・・・・興味を持つものに指さしが出ていますか。
  3. コミュニケーション・・・・・目を合わせて笑うとつられて笑うなど気持ちが伝わる感覚がありますか。
  4. ごっこ遊び・・・・・ぬいぐるみ人形の世話をしたり、おもちゃのコップで飲むまねをしたりしますか。

こうしたことは、子どもと一緒に楽しく遊ぶことで育ちます。首のすわりから歩き始めのころまで、運動の発達に応じた、楽しい親子のふれあい遊びがあります。すぐにはできなくても記録をすることで子どもの成長が感じられます。

(b)ことばについて、気になることがあればご相談ください。

ことばの発達

ことば以外に、泣きやまない、離乳食が進まない、寝てくれないといった子育ての困難さが、ことばの発達に関係することもあります。目や耳、手で触れたりして入ってくる情報や感覚の処理の仕方が異なるかもしれません。

そうした子どもの特性を知り、「がんばってるね」とほめながら、それに応じた育て方をすることで身につくことが増えます。子どもたちが自立する力を付けること、良い親子関係を築きお母さま方の心理的負担を軽くすることが私たちの目標です。

(参考) 
中川信子「生まれたときからことばを育てる暮らし方」(保健同人社 2013初版)
石川道子「発達障害の世界」(中央法規 2015初版)

ニコニコ親子ふれあい教室

共感性を育てる

ニコニコ親子ふれあい教室

気になる様子のある子に参加していただいて、子どもの笑い声とお母さまの子育てパワーを引き出すことが願いです。

スキンシップで親子のきずなを深めます。
子どもの良いところ、我慢できる力を見つけ、子どもをほめます。
子どもは、ほめられることで適正な行動を身に付けます。
ほめてくれるお母さまが好き、お母さまを見つめることで、人との関わりや共感性が育ちます。
人とつながることで得られる安心感が、社会に適応する力を育てます。

養育は、苦労が多い割には、今すぐの見返りは少ないものです。
子どもの笑顔を見ることで、頼ってもらえる「役立ち感」と、(育った)「後のお楽しみ」を感じていただくきっかけ作りです。

第1回ニコふれの様子

ニコニコ親子ふれあい教室

当日は3組の親子にご参加いただきました。保育士が一人ずつ子の名前を呼んで、「ハーイ」と返事をしたつもりで、タンバリンをたたきました。そしてお母さまと一緒に、「♪キュウリができた~ ♪塩ふってパパパ~ ♪さあ食べよう~」と歌いながら、触れ合い遊びをしました。

ニコニコ親子ふれあい教室

おうちに帰っても「♪上手にできました ♪頭なでなで~」とか「ギッコンバッタン おならがブーッ」など、歌に合わせて体を動かす楽しさを重ねていただきます。お母さんが好き、お母さんを見つめる、お母さんにワクワクしたことを知らせたい、そうした気持ちを育てることができたらいいなと思っています。

ニコニコ親子ふれあい教室

学習障害への早期支援

発達性読み書き障害とは

発達性読み書き障害とは

発達性読み書き障害(ディスレキシア)は学習障害の中心的な病態です。
その症状は文字を読むことが遅く、またよく読み間違えることです。そのために本を読むことが嫌いになります。努力しているにもかかわらず学業成績が悪いので勉強嫌いになってしまいます。
もともと知的発達は良いので、学校嫌いになる前に見つけ出して指導をすれば、読み書き困難を改善することができます。

どうして気づかれないの?

見つからない理由は上手に取り繕うからです。音読が下手なことがばれると恥ずかしいからです。例えば、教科書を丸暗記する、しゃべらない子を装う、おなかが痛くなる、当てられると騒いで授業妨害をする、などです。
「よどむけど、読めるからいいでしょう」という認識を改めることが気づきの始まりです。

早期からの見つけ方や手だては

学業不振になってからでは手遅れなので、読み書き障害を疑われたら早めの介入が望ましいです。 診断は、特異的発達障害のガイドラインによります。つまり読みの速さと正確さ(読み誤りの数)を調べます。
支援は鳥取大学方式による解読指導と語彙(ごい指導の2段階方式です。同時に保護者が本の読み聞かせをすることが重要です。ことばの語感や余韻を楽しみながら、言葉の意味のネットワークを豊かに張り巡らすことがとても大切です。
その他には、文房具を使いやすくする補助器具や、スマホのアプリなど情報機器の活用があります。

(参考)
稲垣真澄「特異的発達障害 診断・治療のための実践ガイドライン」(診断と治療社)

国立成育医療研究センター こころの診療部 小枝達也(外部サイト)
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/heart/dyslexia/index.html

学習アプリ
PCソフト

スマホ・LINEの勉強への悪影響

2時間の学習効果が消える

2時間の学習効果が消える

スマホ・LINEを長時間使うと、いくら勉強しても成績が下がります。
せっかく勉強しても学習内容が消えてしまうことが分かりました。
平日に2時間以上勉強してもLINE使用が4時間以上だと数学・算数の正答率が50%です。一方勉強が30分未満でもLINEを全くしない場合の正答率は60%でした(図)。

集中力低下

どんなに勉強してもスマホ・LINEを長時間すると、勉強をほとんどしないけれどスマホ・LINEもしない子どもよりも成績は悪くなります。
その理由は集中力の低下、短期記憶の悪化、我慢する力が弱くなるからです。
(参考) 川島隆太・横田晋務 「やってはいけない脳の習慣」 青春出版社

吃音(きつおん:どもり)

1日10分でいいので、ゆったりと話せる時間を作ってください

吃音(きつおん:どもり)

親は、話す合間合間に時間を取ってゆっくりと話す手本を見せてください。
子どもに「ゆっくり話しなさい」などと、話し方の要求をしてはいけません。
最初の言葉が出ない難発性吃音(例えば「・・・・・か」)になったら、「待っているよ」、「か、の次は何のことば?」など声かけして、話したい意欲を持ち続けるようにしてください。
相手の言ったことばをそのまま返したり(復唱)、要約して言い、「伝わった」と実感させてください。

吃音について、オープンに話してください

「なぜ僕はことばがつっかえるの?」との質問は、「僕は今のままでいいの?」と
親に確認しているのです。医学的な原因を知りたいわけではありません。
「吃音って言うんだよ」、「癖だから今のままでいいよ」などと答えてください。
親の支えがあれば自信が持てます。

園や学校に協力をお願いしてください

吃音(きつおん:どもり)

からかいやいじめ、本読みや当番での号令は、吃音のある子にとって支援が必要な課題です。園・学校の先生に吃音の知識と、良い環境があれば症状は軽減する
ことを伝える必要があります。

エビデンスに基づいた推奨される吃音療法はありません

今の段階では、周りの環境を整えることが大切です。
当院は吃音への環境調整でお役に立てると思いますのでご相談ください。

(参考) 
菊池良和「エビデンスに基づいた吃音支援入門」(学苑社)