ニコニコこどもクリニック|名古屋市中村区上石川町の小児科

事故

子どもの熱中症

照り返しの影響を受けやすい

身長が低いために地面からの照り返しの影響を強く受けます。
例えば大人の顔の高さで32℃のときは、子どもの顔の高さでは35℃くらいの感覚です。

体調変化を早めに言うことができない

「のどが渇いた」と思ったときには、もうすでにかなり水分が失われています。
のどが渇く前に少しずつ水分・塩分を補給させましょう。
9歳~12歳では100ml~250mlを20分毎が目安です。
こまめに日陰で休ませたり、クーラーのきいた車内や室内で涼ませましょう。

(参考)
国立成育医療センター 子どもの熱中症とは
http://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/heatstroke.html

予防が大切

水分補給し、涼しくして、こまめに休むようにしてください。
外遊びは子どもの発達に大切です。
帽子をかぶって、水筒を持ちましょう。
日陰や樹木の多い遊び場が増えるといいですね。

暑熱馴化(しょねつじゅんか)

暑さに、さらされることで、体が暑さに慣れることを言います。
汗をかきやすくなり、少しくらいの暑さでは、脈が速くなったりしません
子どもは、慣れるまでに、2〜3週間かかります。
一度順応しても、ときどきは無理しない程度に暑いところで外遊びをして、維持してください。

子どもの転落事故

不慮の事故

子どもの死因の第3位(1〜4歳)は、不慮の事故です。
転落事故は1歳から起こります。

窓から転落のイラスト

防ぐには

転落死の7割に、足場が有り、窓やドアは施錠されていました(消費者安全調査委員会)。

  • 窓には補助錠を付ける
  • 窓とベランダ付近に足場となるものを置かない
補助錠の写真