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食物アレルギー・アトピー性皮膚炎

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食物アレルギーの予防

食物アレルギーはどうして起きるの
食べ物に含まれるタンパク質を、異物(アレルゲン)と勘違いして、過剰に反応するからです。食べ物に対するIgE抗体を間違って作ってしまった子が、アレルゲンとなる食べ物を食べると発症します。

イラスト 湿疹を治すことが食物アレルギーのリスクを減らします
湿疹のある子は、湿疹のない子に比べて、食べ物に対するIgE抗体を作りやすいことがわかりました。湿疹部位で、ホコリに混じった微量の食べ物のカスが、アレルゲンと認識されるからです。これを経皮感作といい、食べ物を異物すなわち外敵と誤ってしまうことです。
湿疹を治すことで、経皮感作の道を断ちます。湿疹やアトピー性皮膚炎の治療は、アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法をご覧ください。

スキンケアをしっかりしましょう
肌を清潔にしてから保湿剤を塗って皮膚のバリア機能を高めましょう。赤ちゃんのスキンケアをご覧ください。

離乳食は遅らせず始めましょう
離乳食は生後5~6か月から始めます。離乳食の開始を遅らせても食物アレルギーの予防にはならないことが分かりました。むしろ早く食べ始めた方が食物アレルギーの発症を抑える可能性が示されました。これを経口免疫寛容といい、少しずつ食べることによって外敵とみなしていた食べ物を、仲間として受け入れることです。
食物アレルギーになってしまったときは、食べても大丈夫な量を見つけてそこから少しずつ増やしていきます。もしアレルギー症状が出たとしても軽くて済むからです。除去食解除を進める方法を、ご覧ください。

(参考)
松本健治 食物アレルギーの発症予防 日本小児アレルギー学会誌 2016;30:574

食物アレルギーの診断と治療

除去食解除を進める方法

食物アレルギーの診療は、正しい診断とできるだけ少ない除去食が原則です。

当院はあいち小児保健医療センターの除去食解除を参考にして、安全な範囲から、家で少しずつ食べてみることを具体的に指導します。

全く食べたことのない1歳過ぎの子どもさんは、血液検査と皮膚プリックテストを参考にします。食物負荷試験をすることもあります。
もう少し年長で、練り製品やバターなどを少しでも食べたことのある子どもさんは、そこに含まれる鶏卵タンパク質量や牛乳蛋白質量を参考にして、食べられる安全な量を考えます。

定量摂取が基本ですから、卵なら炒り卵少量から、牛乳ならヨーグルト少量から始めます。毎日の食事に使いやすい練り製品やバターなども試します。大まかな進み具合は図をご覧ください。

 

イラスト

 

イラスト 2つの検査でより正確に

当院での卵白アレルギーの治療成績を、第67回名市大小児科臨床集談会(平成21年3月14日)で発表しました。卵の制限をした52名のお子さんがいつごろ食べられるようになったか、制限解除の目安は何か、などについてまとめた内容です。

初診の平均月齢は11ヶ月で、食べられるようになった月齢は平均23ヶ月でした。1歳半より前の、最初の診断には皮膚プリックテストが参考になりました。

1歳半を過ぎて卵が食べられるかどうかの目安となる検査には、卵白特異的IgE抗体(RAST)と皮膚プリックテストのどちらも有用であることが分かりました。当院では2つの検査を併用することでより正確に診断しています。

アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法

photoアトピー性皮膚炎の原因は、①皮膚を保護するバリア機能が弱いことと、②皮膚の下にかゆみを起こす炎症細胞が住みついていることです。弱った肌に湿疹ができると痒くなります。ひっかき傷からほこりや食べ物のカスが皮膚の中に入り込み、これに炎症細胞が反応して皮膚が赤くなり、痒くなります。

プロアクティブ療法では、ステロイド軟こうと保湿剤を初めはたっぷりと使います。保湿剤で肌を保護して、症状に合ったステロイド軟こうで皮膚の赤みやかゆみを治します。皮膚の赤みがおさまっても、炎症細胞はまだ居るので軟膏を急に止めることはしません。軟膏を上手に使って皮下の炎症細胞を徐々に少なくし、バリア機能を高めます。結局は早く良くなってステロイド軟こうの全体量を減らすことができます。

プロアクティブ療法の経過図