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夜尿症

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夜尿症のタイプ

夜尿症は3つのタイプ 多尿型、膀胱型、混合型に分類されます。

治療のためにはどのタイプなのかを決める必要があります。
そのために以下の検査をします。
① 早朝尿を3日間持ってきてもらいます。比重と浸透圧を測るためです。
② 夜尿量と早朝尿の量を測ります。
③ 1回ごとのおしっこの量を24時間量ります。
④ おしっこをしたくなった時に目一杯我慢したときの尿量を測ります。
⑤ 夜尿の時間帯を大まかに調べます。

それらの結果を参考にして、その子に合った治療法を考えます。
ご心配な方はご相談ください。

 

夜尿症の治療

アラーム療法と薬(デスモプレシン)があります

夜中にたくさん尿ができてしまう夜間多尿型にはデスモプレシン療法が勧められます。
それ以外の患者さんにはアラーム療法が第一選択です。

アラーム療法の治療成績

ラーム装置 アラーム療法は約2/3の患者さんに有用です。薬で効果がない場合でも、アラーム療法が効くことがありますので、一番のお勧めです。
医学的副作用はありません。

欠点として、治療効果を実感するまでに6~8週間ほどかかります。
夜尿に伴うアラーム音で保護者が起きて処置しなければならない手間があります。
機器に保険がきかないので買わなければなりません。

当院はアラーム製品の見本を用意して取り組みやすくしています。一度試してみたい方はご相談ください。

(参考)日本夜尿症学会編 夜尿症診療ガイドライン2016

夜尿症の経過

何人くらいがおねしょするの?

小学校に入学するころには15%、つまり7人に一人くらいですが、成長するにつれて治ります。

日本の頻度

年齢 小学校低学年 小学校高学年 中学生
頻度 10%台 5%前後 1~3%
 

欧米の頻度
欧米の頻度

いつごろ治るの?

自然治癒のピークは女児が10~11歳、男児が12~14歳です。男児が女児より遅いです。
つまりその歳を過ぎてもおねしょをしていれば、治る可能性は徐々に少なくなります。

治る子と、治らない子の違いは?

  治りにくい子 治りやすい子
夜尿回数 毎晩おねしょをする 週に数回
夜尿の時間帯 寝入りばなにする 明け方にする
昼間のお漏らし 有り 無し

治療を受けると早く治るの?

治療をしなくても1年後の治癒率は10%~15%、つまり夜尿症10人のうち1人~2人は自然に治ります。一方、治療を受けると治癒率は2~3倍高くなります。すなわちおねしょがなくなるまでの期間が2年以上短くなります。ただし夜尿症のタイプによって治療効果は異なります。

おねしょが治るには日にちがかかります

治療効果の目安は、夜間の尿量、膀胱容量、時間帯です。それらの改善を確かめながら、夕食後の水分制限を励まして、おねしょをしない日が増えたらほめて自信をつけることが大切です。

(参考)日本夜尿症学会編 夜尿症診療ガイドライン2016